IGN試遊:Phantom Blade Zero は苛烈で技術的、熟練に報いる戦闘
TGS 2025の試遊後、IGNは資源管理型の深い戦闘ループ、高リスクのパリィ、そして「時間=寿命」という仕組みに注目した。
各メディアの試遊が増える中、Phantom Blade Zero(影之刃零)の勢いはさらに強まっている。TGS 2025でIGNが試遊レポートを公開し、難度は高いが満足度の高いアクション設計だと評価した。

戦闘:高難度と深いシステム
IGNのレポートでは、デモの緊張感は独自の資源システムにあるという。体力と「Killing Aura(殺意)」ゲージが統合された資源プールで、スキルや特殊行動に使われる。通常攻撃や回避は消費しないが、強力な技は消費するため、攻め時と守り時を常に判断する必要がある。
重要なのがタイミング制のガードで、接触時にパリィが発動する。成功すればダメージを無効化し敵の体勢を崩せるため、防御がそのまま主導権になる。
受け身ではなく“読む”戦い
IGNは、敵の「特殊」攻撃に対してガードか回避かを正しく判断する必要があると指摘。誤ると大きな追撃を受けるため、戦闘は回避一辺倒ではなく、行動パターンを読み適切なタイミングで反撃する流れになる。

代償のある死:時間という資源
デモで最も特徴的なのは敗北の扱い。敵が無限にリスポーンする世界をリセットするのではなく、死亡は主人公の残り寿命を消費するとされる。物語の「残り66日」という設定と結びつき、罰というより戦略的なプレッシャーとして機能する。
装備と戦略:武器と特殊ツール
IGNはビルドの柔軟性も高く評価。デモでは複数の武器スロットがあり、通常武器2つ+特殊武器2つ(強力な弓やチャージ式の重斧など)を装備可能。選択肢によってコンボルートや間合いが変わり、戦闘中の持ち替えや相性重視の構成が促される。
- 通常武器2つ+特殊武器2つのロードアウト
- 武器固有のコンボやスキル効果でテンポが変化
- 敵タイプごとの組み合わせが重要
ボス戦:フェーズ、パターン、圧力
試遊レポートでは、序盤のボス戦が複数フェーズの挑戦として描かれ、協調してくる敵により空間管理やスタミナ的資源の扱いを求められる場面もあるという。結論は「難しいが、パリィと機動が噛み合うと成長を実感できる」。
高難度アクションRPGが好きな層に向けて、IGNは総じて楽観的だ。Phantom Blade Zero は一見複雑で厳しいが、ルールを学び正確に実行するプレイヤーに報いる設計だとまとめている。